
水産学演習 第10回目を実施しました
北海道大学地域水産業共創センターでは、養殖産業をはじめとする水産関連産業において、主に研究・技術開発、製品開発、品質管理および施策立案・企画・経営戦略で活躍する人材の育成を目的として、公立はこだて未来大学、函館大学、函館工業高等専門学校、北海道教育大学函館校のご協力を得て、「CREEN人材育成カリキュラム」を昨年から実施しています。
2024年12月14日(土)水産学演習第10回「サケマス類水産業に関するグループワークと発表(講師:地域水産業共創センター 特定専門職員 三瓶真)」を北海道大学函館キャンパスで実施しました。
演習の前半は講師より水産学演習のサーモンに関する回の振り返りや函館市の人口や歴史、主要産業について、函館の漁業やサーモン養殖の主な問題点について解説がありました。
演習の後半は、8名の参加者が2グループに分かれ、サーモン養殖(国外・国内・函館近郊など)の強み・弱み・問題点についてブレインストーミングを実施しました。自由に意見を発散後、グループごとにでた意見の中からテーマやキーワードを決め、それらをもとにサーモン養殖の未来や、課題解決などストーリーを組み立て、発表しました。






令和6年度の水産学演習は、試行として6月14日の第1回を皮切りに、コンブ養殖とサーモン養殖に関する演習を全10回実施しました。
コンブ養殖に関する演習では、函館近郊のコンブの種苗生産から収穫、加工や流通などコンブ産業に関する一連の流れを見学・体験し、サーモン養殖に関する演習では、サーモン養殖の池入期(冬)と収穫期(春)を見学し、水温が低い季節に魚を育てるサーモン養殖事業の過酷さを体験しました。
参加した学生達からは、「本当に貴重な体験ができた」、「今まで高いと嫌だなとしか感じなかった水産物商品の値段を見る目が変わりました」などコメントが寄せられました。
また各テーマの最終回には、これまでの講義や実習体験を踏まえてコンブおよびサーモン養殖の現状や将来像を検討するグループディスカッションが行われ、最終プレゼンでは身につけた知識を活かしながら様々な視点での提案が受講生から行われました。

本演習の実施にあたり多くの皆様にご支援いただきました。
本演習の実施にご協力いただいた企業の皆様、漁業協同組合の皆様、講師の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
来年度以降も地域や日本の水産業を中心とした産業を支える人材の育成に貢献する本水産学演習を継続してまいりますので、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
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