水産学演習 第7回目を実施しました
北海道大学地域水産業共創センターでは、養殖産業をはじめとする水産関連産業において、主に研究・技術開発、製品開発、品質管理および施策立案・企画・経営戦略で活躍する人材の育成を目的として、公立はこだて未来大学、函館大学、函館工業高等専門学校のご協力を得て、「CREEN人材育成カリキュラム」を昨年から実施しています。
2024年10月19日(土)に水産学演習第7回「コンブの加工工場視察の現状と課題(講師:南かやべ漁業協同組合 主任 伊豫部卓氏)」、「種苗生産の現場(種苗の種苗生産・種付けの現場)研修(講師:南かやべ漁業協同組合 常務理事 坂井英文氏)」を実施しました。北海道大学が長崎大学、琉球大学と実施しているプログラム、共創の場加速・充実化「養殖を柱とした地域活性化のための人材育成事業」から長崎大学の学生1名と琉球大学の学生1名、函館からの参加者2名の計4名の学生が参加しました。
演習の前半は南かやべ漁業協同組合 直販加工センターにて加工場の見学を実施しました。仕入れた原料の保管方法や加工方法、商品として出荷するまでの品質や衛星管理方法について講師より解説がありました。試食によりコンブの部位による食感や風味の違いを、だしの飲み比べにより天然コンブ・1年養殖・2年養殖の味の違いを体験しました。
演習の後半は南かやべ西部地区こんぶ種苗生産施設にて出荷前の種苗を見学しました。胞子が付着する前の種苗糸と、出荷直前の種苗糸を比較しながら種苗生産について講師から説明を受けました。また、出荷された種苗糸は10センチ程度に裁断され、船の上で漁師が手作業でロープに挟み込んでいくそうで、実際にその作業を体験しました。
この様子が新聞・テレビで掲載・放送されました。
HBC北海道放送 2024年11月13日(水) 今日ドキッ!
国内生産量の約9割を占める北海道のコンブがいまピンチ 海水温上昇などで激減する生産量 研究者も人気ラーメン店も危機感を募らせる中、コンブの資源回復を目指す取り組みも…
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>>2024 CREEN人材育成カリキュラム スポット参加 学生レポート
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