水産学演習 第6回目を実施しました

北海道大学地域水産業共創センターでは、養殖産業をはじめとする水産関連産業において、主に研究・技術開発、製品開発、品質管理および施策立案・企画・経営戦略で活躍する人材の育成を目的として、公立はこだて未来大学、函館大学、函館工業高等専門学校のご協力を得て、「CREEN人材育成カリキュラム」を昨年から実施しています。

2024年9月20日(金)に水産学演習第6回「コンブ種苗生産について(講義と実験室での観察)」を北海道大学大学院水産科学研究院 水田浩之教授を講師として実施しました。

始めにマコンブの生活史やマコンブ胞子体の成長過程、繁殖能力などを中心にクイズ形式を交えて解説しました。その中では、藻場のコンブがウニによって食べられて消失する様子を定点カメラで撮影したタイムラプス映像を放映し、磯焼けについても解説しました。参加者は水産学演習を通じてコンブへの関心と知識を深めており、第4回の水産学演習で養殖コンブの収穫などを体験した参加者から積極的に質問が寄せられました。演習の後半は実験室へ移動し、顕微鏡で実際にマコンブの遊走子や受精卵などを観察しました。

マコンブの遊走子

関連リンク
●LASBOS Moodle 水田教授の研究紹介
 コンブ胞子体の成熟機構解明

●海藻に関連するコース
 海藻 Seaweeds

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