水産学演習 第9回目を実施しました

北海道大学地域水産業共創センターでは、養殖産業をはじめとする水産関連産業において、主に研究・技術開発、製品開発、品質管理および施策立案・企画・経営戦略で活躍する人材の育成を目的として、公立はこだて未来大学、函館大学、函館工業高等専門学校のご協力を得て、「CREEN人材育成カリキュラム」を昨年から実施しています。

2024年12月7日(土)水産学演習第9回「サーモン養殖生け簀見学研修2・池入れ期(講師:マルナマ古清商店魚介藻類養殖事業室 松川雅樹氏)」、「水産加工工場見学(講師:マルナマ古清商店総務部 部長 荒川博英氏)」を入舟漁港及びマルナマ古清商店本社で実施しました。北海道大学が長崎大学、琉球大学と実施しているプログラム、共創の場加速・充実化「養殖を柱とした地域活性化のための人材育成事業」から長崎大学の学生4名と琉球大学の学生3名、函館からの参加者10名の計17名の学生が参加しました。

演習の前半「サーモン養殖生け簀見学研修2・池入れ期」では、入舟漁港に設置された函館サーモンの生け簀を見学しました。港から船で生け簀に移動し、生け簀の上での給餌体験や先月投入されたばかりの幼魚を実際に見学しました。

演習の後半「水産加工工場見学」では、今の時期秋サケの加工が行われているマルナマ古清商店の水産加工工場や、加工後の製品を保管するマイナス25度の冷凍庫を見学しました。工場の見学後は、講師よりサーモン養殖事業に関する解説があり、マルナマ古清商店で生産している北海道サーモンと外国産の養殖サーモンを食べ比べ、身の色や味、風味の違いを体験しました。演習の最後には、講師と参加者によるディスカッションが行われました。

講師の荒川部長(左)と松川氏(右)

当日はあいにくの吹雪となり厳しい環境下での視察研修となりましたが、参加した学生達は養殖生け簀での養殖魚飼育作業について講師に対する質問を積極的に行っており、サーモン養殖事業への高い関心が示されました。


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