
水産学演習第9回を実施(12月6日)(CREEN人材育成カリキュラム)
12月6日に水産学演習第9回「サーモン養殖生け簀見学研修2・池入れ期/水産加工工場見学」を古清マルナマ古清商店の協力で実施しました。
はじめに、入船漁港に集合し、トラウトサーモンの入った生け簀を見学しながら、池入れ期の作業についてレクチャーを受けました。受講生自ら港湾内の生け簀への給餌体験を行ったほか、沖合生け簀の種苗搬入等のために導入された船の見学を行いました。続いて、万代町の倉庫で、保管されている餌やロープ等の資材を見ながらレクチャーを受けました。
午後からは、古清マルナマ古清商店本社に移動し、水産加工工場の現場見学を行いました。冷蔵・冷凍倉庫、衛生区画内の水産加工施設を見学の後、レクチャースペースに移動して、函館トラウトサーモンの種苗搬入、水揚げから加工までの一連の映像を視聴しました。受講生によるサーモン試食に続いて、荒川総務部長からサーモン養殖事業に適する条件、養殖事業の背景となる函館市水産業の現状、函館トラウトサーモンおよび事業の特徴について解説が行われました。さらに、松川氏からは函館トラウトサーモン養殖事業の経緯、現状と今後の展開について現場に即した解説があり、当日の演習全体についての質疑応答・ディスカッションが続きました。受講生からは環境調査コストと付加価値、残渣と餌、観光資源化、沖合養殖の大規模化と人的・加工施設リソース、稚魚池入れ期と収穫期、等について活発なディスカッションが行われました。
なお、12月6日の実施回には、長崎大学水産学部から学生2名が参加しました。これは、共創の場加速・充実化「養殖を柱とした地域活性化のための人材育成事業」(長崎大学 / 琉球大学 / 北海道大学)に基づいて、CREEN人材育成カリキュラムへの参加を大学間の教育交流プログラムとして実施したものになります。

種苗搬入等の作業を行う船(第一幸生丸)と大島氏による設備の解説

生け簀での給餌体験

生け簀での給餌体験

餌についての解説

冷凍倉庫内の見学

水産加工の見学と解説

荒川部長によるレクチャー

受講生によるサーモン試食

質疑応答・ディスカッション
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