水産学演習第6回を実施(9月26日)(CREEN人材育成カリキュラム)

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9月26日に水産学演習第6回「コンブ種苗生産について(講義と実験室での観察)」を北海道大学大学院水産科学研究院 教授 水田浩之氏を講師に、北海道大学函館キャンパスマリンサイエンス棟オープンスペースおよび同キャンパス実験棟で実施しました。
講義は「種苗生産に関する先端技術(函館真昆布)」をテーマに、「函館マリカルチャープロジェクト~完全養殖に向けて~ライフサイクル制御」および「ウニは悪者か?~コンブとの共生を目指して~」の2つのトピックで構成され、コンブの生活史について基礎的理解を促す講義に続き、現在取り組まれているコンブ完全養殖についての解説が行われました。またトピック「ウニは悪者か」においては、ウニの食圧を示す映像を交えつつ、コンブ・ウニ・ヒトの3者の関係と共存について解説が行われました。密度管理の指標提案のほか、着目されてこなかったウニからコンブへの貢献の可能性を示唆する研究結果も示され、活発な質疑が行われました。
続いて実験棟に教室を移し、コンブの生殖細胞を作る子嚢斑(しのうはん)、そして顕微鏡による配偶体(雄雌)、卵、遊走子の観察が行われ、受講生は講義内容を実際に実験で確認することができました。

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