「Co-wave ~学生と地域がつくる、新しい波~」(令和7年度 学生団体 ISARIBI with活動報告会)を開催しました

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内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」の一環として、北海道大学地域水産業共創センターと学生団体 ISARIBI withが主催するイベント「Co-wave ~学生と地域がつくる、新しい波~」が、12月14日(日)に函館アリーナ多目的会議室にて行われました。

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本イベントは、「学生の情熱が、街を動かす。函館を動かす。」をテーマに、学生と地域の方々が交流し、お互いの熱量を共有する場として開催されました。学生団体 ISARIBI withは、「函館をもっと良いまちに!」を合言葉に、若者自らが地域の歴史・文化・経済を探求し、課題解決に向けて行動する団体として今年で3年目を迎え、今回はその活動報告とともに、参加者との対話を通じて「函館の原動力」を生み出すことを目的として企画されました。

第一部では、ゲストスピーカーとして新渡戸文化中学校・高等学校副校長であり、一般社団法人「旅する学校」代表の山藤旅聞(さんとう・りょぶん)氏をお招きし、「地域と学生が交流する価値はあるのか? ~学生たちと地域に何度も再訪して見えてきたこと~」と題した講演が行われました。

山藤氏は、2012年のブータン渡航をきっかけに、社会課題と学びを直結させる教育プログラムや地域活動を実践されており、その経験に基づいた「地域の課題解決に向けて主体的行動を起こす力」についてのお話は、参加した学生や企業の方々にとって大きな刺激となりました。

第二部の「ヒアリング企画」では、学生と参加者が1対1で対話を行いました。

参加された企業や地域の方々からは、「あなたにしか語れない経験や視点」が学生たちに届けられ、世代を超えた熱い意見交換の場となりました。

続いて行われた「ISARIBI with 活動報告」では、学生たちが取り組んでいる以下のプロジェクトについて発表がありました。

活きる空きPJ: 函館の空き家・空き地を舞台に、町のマイナス印象をプラスに変える取り組み。函館駅前ビルや自治体旧庁舎などでの実績が紹介されました。

スマイルマップPJ: ムスリムやベジタリアンなど、多様な食習慣に対応可能な飲食店を紹介するカード作成を通じ、食のバリアフリーを推進する活動です。

まごだてPJ: “孫世代”の学生が地域福祉の魅力を伝え、町会活動への参加やイベント企画を行う多世代交流プロジェクトです。

Tanebi PJ: 学生自身の「やってみたい」を実現するミニプロジェクトの総称で、ミニ水族館の作成や国際交流などの事例が報告されました。

今回のイベント「Co-wave」を通じて得られた繋がりやアイデアは、今後の函館のまちづくりや学生たちの活動の新たな原動力となっていきます。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 主催: 北海道大学地域水産業共創センター、学生団体 ISARIBI with

 後援: 函館市

 協力: 株式会社たがやす

当日の模様は函館マリカルチャープロジェクトのホームページでも掲載されています。
https://mariculture.marine-hakodate.jp/news/251222/

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