水産科学研究院は,青森県東通村との連携のもと,学術・教育・文化及び地域振興に関する各分野において協力し,相互の発展充実を目的とした連携協定を令和2年11月26日(木)に締結しました。
当日は,東通村役場にて協定調印式が行われ,木村暢夫研究院長と越善靖夫東通村長が協定書に署名しました。
東通村は,函館市から津軽海峡を挟み対岸である下北半島北東端に位置し、太平洋と津軽海峡の両方に接する村で,自然環境が豊かで,水産研究において魅力的な環境が揃っています。また,おしょろ丸等練習船の入港可能な港もあります。
平成27年から,本研究院教員が東通村まち・ひと・しごと創成戦略会議本部有識者会議委員に委嘱されたことをきっかけに,東通村の主力魚種であるサケ・マス漁並びにスルメイカ漁の漁獲量が落ち込んでいる現状を踏まえ,今後,持続的生産も見据えた新たな漁業形態の確立が必要となっていることから,東通村より本研究院の応援を要請されました。
昨年から協定締結に向けて交渉を開始し,研究素材を把握するため,木村研究院長はじめ11名の教員が東通村の水産施設や漁協を訪問し,宿泊施設並びに研究に関する施設の提供等,本学への教育・研究支援体制について協議を進めています。
本研究院と東通村双方のメリットとなる成果を得られるよう,地元漁協や青森県内の水産施設等と連携し,教育・研究及び地域貢献を推進していきます。
協定書を手に持つ越善村長 (左)と木村研究院長(右)