終了レポート

水産学部では10月5日（土）から11月23日（土）にわたって、公開講座「海をまるごとサイエンス！」（全5回）を開講しました。
本講座は今年で38回目の開催となり、10月に函館キャンパス内にオープンしたばかりの新棟「水産科学未来人材育成館」のホールを会場として、対面及びオンラインで同時開催し、延べ475名の方に受講いただきました。
本講座は、水産学部教員が日々取り組んでいる研究を一般の方々に紹介し、水産科学の理解を深めることを目的としており、今年度は「北極」をテーマに全5回の講演を行いました。第1回は急激な気候変動が起こっている北極海での最新のプランクトン研究、第2回は北極・南極での”音”を使った海中観察について、第3回は”海氷”にスポットを当てた観測研究、第4回は昨年およそ5年降りに行った水産学部付属練習船”おしょろ丸”北極航海について、第5回は海氷変動の実態・メカニズム及びその影響などについて講演しました。
参加者は、馴染みの少ない極寒の氷の世界に関する各講演を興味深く傾聴するとともに、各回の講演後に設けた質疑応答では多くの質問をいただき、関心の高さが伺えました。海洋への興味を深めるだけでなく、環境保護や持続可能な資源利用に関する意識を高める機会となりました。
今後も、水産学部では、様々な形で水産科学の普及活動を展開していきます。

◇10月5日　都木研究院長による開講の挨拶

◇10月5日　第1回　松野助教

◇10月19日　第2回　長谷川助教

◇10月26日　第3回　野村助教

◇11月2日　第4回　星助教

◇11月23日　第5回　上野教授