4年間の修学の流れ
北海道大学では,入試の区分(学部別入試,総合入試)にかかわらず,全ての学生が1年次に総合教育部に所属し,2年次進級時に各学部・学科等に配属になります。
水産学部では,2年次は,札幌キャンパスで,3・4年次は,函館キャンパスで専門教育を学びます。
北海道大学では,入学試験区分(総合入試及び学部別入試)にかかわらず,1年次については,総合教育部に所属し,理系,文系に分かれて,共通カリキュラムの教養,基礎科目を学び,2年次進級時に,学部へ移行します。水産学部では,2年次の1年間を札幌キャンパスで基礎的な専門科目を学びます。この,総合教育部での1年間,学部移行後の1年間,合計2年間の札幌キャンパス時代は,まさに学ぶための基礎を養うもの。いかに多くを学び考えるかが,将来を大きく左右します。言うならば青年が『大志』を模索する期間です。また,さまざまな『大志』を培う友を持ち,それぞれの学部へ進級していった多くの仲間達と語り合えるときでもあります。
ぜひ,札幌キャンパス時代を有意義に過ごし,自分の進むべき道を明確にして,函館キャンパスへの移行に備えてください。それがあなたの輝かしい未来へとつながっていくのです。
3年次進級後の4月からは,いよいよ,函館キャンパスに移行して,専門的分野の科目を学びます。 学科により多少異なりますが4年目になるまでは,午前中2時限の講義,午後に2時限の実験を受講することになります。またこの間,練習船,実験・実習施設等でのさまざまな実習も行われます。
最後の1年間は,教員や大学院生と共にそれぞれの専門分野についてゼミナール,ディスカッションなどを重ね,全ての知識と経験をふまえて未知の課題に挑戦する「卒業研究」を行い社会に巣立つ力を涵養(かんよう)します。
南に函館山,北に横津岳を望み,目前には巴の形をした函館港が広がる他,天気のよい日には,津軽海峡を隔て下北半島も見えるなど,優れた自然環境に囲まれた函館キャンパスで,大志を以て海洋のロマンと神秘を存分に探ってください。
函館キャンパスには,大学院水産科学院が設置されています。 大学院に進学すると,学部で学んだ知識・技術をもとに,研究テーマをさらに深く追求することができます。