- 水産科学研究院は,6月23日(火)に北海道奥尻高等学校と高大連携協定を締結しました。
これまで,両者は,北海道の水産課題に取り組む人材の育成を目指して,水産教育交流を進めてきました。例えば,2018~19 年度,奥尻高校では地元の水産資源に関する学生有志の探究活動プログラムを実施し,本学からは修士課程学生を奥尻高校へ派遣し,奥尻高校生への水産科学実験の指導やプレゼンテーション指導という形で交流を進めてきました。一方で,指導にあたった修士課程学生は奥尻高校での活動をまとめ,水産業における課題に取り組む人材育成をテーマに修士学位を取得するに至っており,この教育交流は双方にとって実りのある交流となっています。
本研究院で行われた調印式では,清水信彦北海道奥尻高等学校長,木村暢夫研究院長,都木靖彰教授が出席し,協定書への署名を行いました。
本協定により,双方の交流・連携を通じて,北海道奥尻高等学校に所属する高校生の水産学への視野を広げ,学習意欲や進路に対する意識を高めるとともに、水産科学院・水産学部に所属する学生の実践的教育を実現し,相互的な教育効果により高校教育・大学教育・大学院教育の活性化及び広く社会に貢献し得る人材を育成することが期待されます。
協定書を手に持つ木村研究院長(左)と清水校長(右)