令和7年9月1日〜9月4日の日程で、水産部局とノルウェー・ベルゲン大学生物科学科(※学部レベルの規模)との部局間学生・研究者交換覚書締結を記念して相手先を訪問しました。こちらからの訪問者は都木靖彰研究院長、清水宗敬教授、高橋勇樹准教授および三瓶真特定専門職員の4名でした。
まず9月2日にGunn Magerud理工学部学部長、Ståle Ellingsen生物科学科学科長、Ivar Rønnestad教授、Tom Ole Nilsen准教授、Floriana Lai研究員およびJulie Stavnes事務長と会合を開きました(Rønnestad教授とNilsen准教授は函館マリカルチャーCREEN人材育成事業にトップサイエンティストとして参画)。これまでの交流の経緯、特にノルウェー研究評議会(Research Council of Norway)から6年間の支援を受けてRønnestad教授、Nilsen准教授および清水教授が実施した交流事業の成果を説明しました。その後、相手機関の紹介があり、それを踏まえた今後の交流計画などを話し合いました。
9月3日にはミニワークショップを開き、あらためて水産部局を紹介するとともに両機関の研究発表を行いました。
これらにより、サーモン養殖に関する生理学と魚病学に加えて水産工学分野での共同研究が具体化されました。さらに海洋学、海藻学、水産資源学の分野などでの交流発展に関する意見交換も行われました。また、滞在中にはベルゲン大学に交換留学中の水産学部学生との面会やサーモン養殖企業や養殖施設の視察など、実りの多い訪問となりました。

写真左から、Stavnes事務長、Lai研究員、Rønnestad教授、Ellingsen生物科学科学科長、都木研究院長、Magerud理工学部学部長、清水教授、Nilsen准教授、高橋准教授、三瓶特定専門職員。