8月1日(火)、水産学部附属練習船おしょろ丸が55日間の北極航海を終え、函館港(函館市国際水産・海洋総合研究センター前)に帰港し、同日、帰港式を行いました。
長期航海を終え、函館港に入港するおしょろ丸Ⅴ世
出迎えの人々に向け、手を振る乗船者
帰港式では、まず藤森康澄評議員からの挨拶があり、船長をはじめ士官、船員の方々へ無事に航海を終えることができたことへ感謝が述べられたあと、乗船された方々へ労いの意を表しました。そして、この洋上生活が、新たな知識の発見の一助となり、学生の皆さんにとって今後の成長の糧となることを期待している旨が述べられました。
藤森評議員による挨拶
次いで、学生代表として水産学部4年生の寺崎二千夏さんからの挨拶がありました。
航海に参加したこの約2ヶ月間が人生で最も充実した時間であったこと、また、海というフィールドを相手にした観測の難しさと面白さが語られ、「この航海で学んだ大事なことは、研究は一人では成り立たないということ。観測現場で一緒に作業してくださった方々だけでなく、見えないところ、知らなかったところで多くの方が、観測のために動いてくださっていることを知った。この航海で得た学びを無駄にしないよう、これからの研究生活に向き合っていきたい」と述べました。
学生代表挨拶を務めた寺崎さん
帰港式後には関係者での記念撮影が行われ、その後も乗船者と出迎えにきた方々は、久々の再会を楽しんでいました。
関係者による集合写真
再会を喜ぶ学生・教職員