10月2日(日)に開催された「道南まなびフェス2022(子どもから大人まで新しい視点で学べる多彩なプログラムが開講されたイベント)で、大学院水産科学研究院の細川雅史教授と、北方生物圏フィールド科学センターの山本 潤助教が、「函館の海の謎解き~海の牧場をつくって函館の海のピンチを救おう!」というタイトルで講義とグループワークを行いました。
講義では、海の生き物(ウニ、コンブ、イカ)の生態や函館の特産物であるイカや天然コンブがとれなくなっている原因として考えられていることなどを紹介し、途中で何問かクイズを出すと、子どもたちは答えの番号カードを元気よく掲げて活発に参加していました。
細川教授から出されたクイズに答える参加者
その後、子どもたちはグループに分かれて、魚(サーモン)とコンブを組み合わせた養殖場(=海の牧場)を作るグループワークを行い、函館の水産業のピンチを救うために何ができるかを一生懸命考えました。
グループワークでは学生スタッフがサポート
このグループワークを通じて学んだ魚(サーモン)とコンブを組み合わせる養殖は、実際に「函館マリカルチャープロジェクト」にて計画されているものです。今回の講演でも本プロジェクトの紹介を最後に行ったところ、興味を持っていただき質問を寄せる保護者の方もおりました。
当日は、小中高生16名、保護者11名、合わせて27名にご参加いただき、函館の海の謎解きを通して、本学水産学部での研究の魅力や海の大切さについて学んでいただく貴重な機会となりました。
■関連リンク
函館マリカルチャープロジェクト Webサイト
https://mariculture.marine-hakodate.jp/