阿部泰人助教が「PICES(北太平洋海洋科学機構)年次総会」においてベストポスタープレゼンテーションアワードを受賞しました。おめでとうございます。
授賞団体名:(Society Name)
北太平洋海洋科学機構(PICES)
開催日: (Date)
2018年10月25日~2018年11月4日(25 October 2018~4 November 2018)
賞名:(Award)
Best Poster Presentation Award
氏名:(Name)
阿部 泰人(Hiroto Abe)
職名:
助教
所属:(Lab.)
海洋生物資源科学部門 海洋計測学分野
2018年10月25日~11月4日に神奈川県横浜市で開催された国際会議PICES(北太平洋海洋科学機構)において、衛星資源計測学領域の阿部泰人助教が、Best Poster Presentation Awardを受賞しました。PICESは、北太平洋の対象となる海域を科学的に解明するため、加盟国が協力して生物資源並びに海洋環境及び海洋と陸地、大気との相互作用、気象変動との関係、海洋利用、海洋資源等についての調査、研究を推進する国際機関です。
阿部助教はSession 7において
“Sediment-associated phytoplankton release from the seafloor in response to wind-induced currents in the Bering Strait”
というタイトルでポスター発表しました。
海氷後退が急速に進行する太平洋側北極海において、太平洋水がわずか80kmの狭い海峡を通って北極海へ抜ける時、流れが強化されますが、この局所的に強い流れが、有機物を含む海底堆積物を巻き上げることを突き止めました。巻き上げられた有機物は、北極海へと輸送され、その過程で海底へと沈降するため、海底生物へのエサ供給メカニズムとして、重要な役割を果たすと考えられます。海峡通過流量は、近年増加傾向にあるため、このメカニズムは今後益々重要になると予想されます。