Xun Zhang(張 勲)さんが「PICES(北太平洋海洋科学機構)年次総会」においてベストプレゼンテーションアワードを受賞しました。おめでとうございます。
受賞の様子 |
賞状を手にするXun Zhangさんと齊藤誠一教授 |
2012年10月12日~10月21日に広島の国際会議場で行われたPICES(北太平洋海洋科学機構)において、衛星資源計測学領域(齊藤誠一教授)の博士前期課程2年目の中国人留学生Xun Zhang(張 勲)さんが口頭発表でベストプレゼンテーション賞をFIS(水産海洋学)分野で受賞しました。
PICESは、北太平洋の海洋や生物の研究を推進する国際機関です。
ZhangさんはFIS(水産海洋学)のPaperセッションにおいて
“Spatial modeling of the potential fishing zone of Japanese common squid in coastal waters of southwestern Hokkaido, Japan ”
というタイトルで口頭発表しました。
夜間可視画像でスルメイカ漁船位置を特定し、同時に海面水温などの海洋環境情報も衛星データから抽出して、
空間統計学的手法で生息域を特定する方法を考案し、北海道道南沿岸域のスルメイカ漁場予測アルゴリズムを開発しました。
このアルゴリズムの検証に実際にうしお丸を用いた試験漁獲実験をおこないその予測精度を検証しました。
その結果、これまでの漁場予測方法よりさらによい方法であることを明らかにしました。