地域と連携した教育~あさひ小学校で大学院生による出前授業を実施(10月25日)

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北海道大学地域水産業共創センターでは、函館市、函館市内小学校と協働して、大学院生による小学生への出前授業企画を実施しています。

10月25日(金)に、あさひ小学校で北海道大学大学院水産科学院修士2年の古里匡志朗さん、南口蒼太さん、修士1年の如澤侑汰さんが海藻チーム講師として出前授業を行いました。

授業タイトルは「“海藻”について学ぼう!!」。「”海藻”ってなに?」、「海藻の利用」、「海藻が減少している!?」の3部での授業構成となりました。海藻と植物の違いや海藻の種類といった話題からはじまり、海藻の種数や大きさを尋ねるクイズを交えたのちに、食物として身近な海藻の話や、別室での標本や実物の観察も組み込まれ、生徒のみなさんの多面的な理解を促す授業となりました。最後の「海藻が減少している!?」の部では、藻場の重要性と磯焼けの原因、ウニとの関係性等の話があり、みんなができることは?という具体案や問いかけも行われました。
授業後の生徒の振り返りでは、緑藻・褐藻・紅藻の3種類に海藻が大別できることや、藻場の価値を知ったことの驚き、海藻を食べる存在としてのウニの捉え方などが綴られました。

右から、講師の南口さん、如澤さん、古里さん、担任の渡邊先生
「自然にウニは減るの?」 スライドを示しながら授業を進めます
海藻押し葉標本(北海道大学海藻学研究室所蔵)を見ながら解説を聞きます
海藻実物を触りながら観察。手前はグリセリンコンブ標本

11月8日(金)には「海洋STEAM教育 実践発表会」が開催され、授業公開『海の生き物と環境の変化』が実施されます。
詳しくはこちらをご覧ください。

>>【教育関係者 参加者募集】海洋STEAM教育実践発表会

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