地域と連携した教育~あさひ小学校で大学院生による出前授業を実施(9月26日)

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北海道大学地域水産業共創センターでは、函館市、函館市内小学校と協働して、大学院生による小学生への出前授業企画を実施しています。

9月26日に、あさひ小学校で北海道大学大学院水産科学院修士2年の名倉のどかさんと柴田夏実さんが鯨類チーム講師として出前授業を行いました。

授業タイトルは「イルカ・クジラってなに?」
イルカとクジラの違いは?イルカ・クジラの仲間は?といったクイズを交えたり、隣の教室に全身骨格やクジラのひげなどの標本をハンズオン展示として用意して、児童の皆さんの関心を高めながら授業が行われました。
最後の「イルカ・クジラと人間活動」のトピックでは、ストランディング(漂着鯨類)調査や、北海道大学が函館で実施している鯨類の混獲調査・保護の研究活動もわかりやすく紹介され、イルカ・クジラと海洋ゴミ、海洋温暖化の関係の話題と合わせて、児童の皆さんは海の研究や起こりつつある問題を身近なテーマとして受け止めることができたようでした。

また、「これからどのような行動をとるべきか」「授業の中でさらに関心を持った部分を調べたい」といった発言もあり、児童の皆さんの能動的な行動にも大きく影響を与えたようです。

講師の柴田さん(左)、名倉さん(右)

ストランディング(漂着鯨類)の解説
担任の渡邉先生(左)
別室に展示された標本。一部はハンズオン(触って学べる)資料として実施。
授業を見守る函館市教育長
海を学べるLASBOSカード(049_ネズミイルカ Harbour porpoise)も教材として活用
2コマの授業があっという間に終わりました。

次回は10月25日に藻類チームの出前授業が行われます。

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