「国立大学法人北海道大学大学院水産科学研究院・水産科学院・水産学部及び国立大学法人北方生物圏フィールド科学センターと知内町との三者包括連携協定締結」
標記、締結式が令和6年4月10日に上磯郡知内町・知内町中央公民館で執り行われました。
知内町と北海道大学大学院水産科学研究院との間では昨年の夏ころに西山知内町長を地域水産業共創センターの福田教授が表敬訪問し、その際に知内町の漁業が抱える様々な課題に関し意見交換が行われ、また、知内町の主要な産業の一つである「ウニ種苗センター」の老朽化により、建替えの計画があることから、連携に向けた協議が始まりました。
課題のひとつである若年層の漁業関心度の低下に関し、地域水産業共創センターが橋渡しを行い、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター長 宮下教授の研究室に所属する博士課程の学生による「中学生の職業意識調査アンケート」と、「知内町の漁業の魅力」に関する出前授業を実施していたことや、知内町は学生が研究を進めるフィールドとしてもすぐれたエリアであること、またその研究を知内町で活かすことで継続した研究が可能であることから、水産科学研究院と北方生物圏フィールド科学センターが連携し知内町を支援することを確認しました。
宮下センター長からフィールド科学センターはシンガポールにも匹敵する広さのフィールドを持ち、水産だけではなく農・林業においても知内町を支援することが可能であること、また都木研究院長からはこの連携により学生の研究が大きく進む可能性を含んでおり、知内町にとってだけではない、三者にとってメリットのある連携協定となることを期待するお話がありました。
西山町長からもこの連携が知内町の振興だけではなく、大学の人材育成にも寄与し、それによってさらに町の発展に繋がることへの期待と継続した連携となることへの期待が述べられました。その後式典会場から移動し、現「ウニ種苗センター」を視察しすべての行程を終了しました。
撮影:地域水産業共創センター
北海道新聞・函館新聞でご紹介頂きました。
・北海道新聞 15面 地域の話題 2024年4月11日
もしくは、
・北海道新聞 デジタル 漁業振興図る 包括連携協定 知内町と北大:北海道新聞デジタル
・函館新聞 3面 2024年4月18日 もしくは、 ・函館新聞 デジタル 漁業課題解決に知見活用 知内町と北大2研究機関が連携協定 / 函館新聞デジタル をご覧ください。
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