
【講演報告】Ivar Rønnestad 教授(ベルゲン大学)が函館市国際水産・海洋総合研究センターで講演されました。
2022年10月11日に、ベルゲン大学(ノルウェー)のIvar Rønnestad 教授が函館市国際水産・海洋総合研究センターで講演されました(逐次通訳付き)。
講演内容は、ノルウェーでの養殖事業に関する産学官連携の事例紹介で、参加者は約30名(函館市役所、函館市国際水産・海洋都市推進機構、工業技術センター、北海道大学大学院水産科学研究院、北方生物圏フィールド科学センター(FSC)に所属する方々)でした。
Rønnestad 教授はベルゲン大学の生物科学科の教授で、ご専門は魚類生理学で特に魚類の栄養代謝や食欲に係る研究をされています。今回、函館マリカルチャープロジェクト(内閣府「地方大学・地域産業創成交付金」によるプロジェクト)におけるCREEN 人材育成事業での「トップサイエンティスト招へい」の一環としてお招きしました。
(中央)Ivar Rønnestad 教授(ベルゲン大学)
(左)都木靖彰 地域水産業共創センター長(大学院水産科学研究院長)、(右)清水宗敬教授(FSC)
本講演では、Rønnestad 教授が参加されているノルウェーのNCE Seafood Innovation Clusterという産学官連携組織について、その目標、組織体制、情報共有の仕組み、教育・人材育成プログラムなどの紹介と、これまでの活動で困難だった事や、今後の方向性などについて幅広くお話していただきました。このClusterには研究機関の他に大企業も多数参加していますが、相互の情報共有と協働の秘訣や、人材育成プログラムの内容などは、今年4月から始動したばかりの「函館マリカルチャープロジェクト」を進めていく上で、非常に参考になる情報でした。
講演をするIvar Rønnestad 教授
講演後の質疑応答も活発に行われ、参加者はノルウェーにおける養殖産業の状況やNCE Seafood Innovation Clusterについての理解を深められました。
質問をする都木靖彰 地域水産業共創センター長
(前方は、嵯峨直恆 函館国際水産・海洋都市推進機構 推進機構長)
■関連リンク
函館マリカルチャープロジェクト Webサイト
https://mariculture.marine-hakodate.jp/
NCE Seafood Innovation Cluster
https://seafoodinnovation.no/
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