【開催レポート⑥】令和5年度 学生団体 ISARIBI with 活動報告会~函館をもっと良いまちに!プロジェクト~(2023年11月24日)
2023年11月24日(金)18:00~20:05に旧函館区公会堂にて開催した「令和5年度 学生団体 ISARIBI with 活動報告会~函館をもっと良いまちに!プロジェクト~」。
このイベントを一緒に企画・運営してきたメンバーの開催レポートを、今後、複数回に分けて更新していきます。どうぞお楽しみ!
今日は、地域水産業共創センターの渡辺望未の開催レポートです。
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地域水産業共創センターの渡辺望未です。
この度は、「令和5年度 学生団体 ISARIBI with 活動報告会 ~函館をもっと良いまちに!プロジェクト~」にご参加、ご協力頂きまして、誠にありがとうございました。共創センター一同、心より感謝申し上げます。
現在、函館では、「雇用の創出と産業経済の活性化」に向けた「企業・若者の地域定着化」が重要課題と位置付けられています。この課題の解決のため、函館市は、内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」の支援を受けて、「函館マリカルチャープロジェクト」に取り組んでいます。同プロジェクトの一環で本年6月に立ち上げた「学生団体 ISARIBI with」は、若者が「函館をもっと良いまちにする」ことを目標として、若者自らが函館の歴史・文化・経済を探求し、課題を見つけ、解決していくことを目的に発足しました。
本報告会は、ISARIBI withの活動報告を行うとともに、参加者と函館の新たな課題や気づきを探り、活動に共感して頂ける方々と今後の活動のあるべき姿を検討し、函館の未来を一緒に描くことを目的に企画しました。
報告会当日は、総勢112名の10代~70代の大変幅広い年代や様々な業種の方々が集まり、対話や交流をする熱量のあるイベントとなりました。また、函館市にある5つの高等教育機関の学生が参加したため、学生同士のつながりを生み出すことができ、今後のISARIBI withの活動へのさらなる飛躍が期待できる会になったと思います。そして、初めての試みとして、グラフィックレコーディングという手法を用いた形式で実施し、特に「交流会 ~みんなで函館の未来を描く時間~」では、参加者同士の活発な議論を実現することができたように考えます。
グラフィックレコーディングの様子
また、今回、
内閣府 参事官 塩田 剛志 様
函館市長 大泉 潤 様
函館商工会議所青年部 副会長 朝倉 友和 様
北海道大学 寳金 清博 総長
には、スペシャルパートナーとしてご参加頂きました。
今回、なぜ、“スペシャルパートナー”とお呼びさせて頂いたかというと、函館の未来を同じ目線で考える仲間であり、参加者を代表して意見や感想をお話し頂く方々である、との思いからです。ISARIBI withの活動や函館の未来について、一緒に考えていただき、素敵なお言葉も頂戴しまして、大変感謝しております。本当にありがとうございました。
さて、私は、共創センターの ISARIBI with 担当として、ISARIBI with の普段の活動やイベントへ向けた様々なことをサポートさせて頂いておりました。
ISARIBI with は、2023年4月からメンバー募集を開始し、5月、6月で函館探検ツアーを行い、ようやく6月に団体の発足に漕ぎつけましたが、正直、6月の時点で、本当にこの団体を継続していけるのか、とても不安でした。学生たちが集まらなかったらどうしよう…、立ち上げたばかりの団体なので前例がなにもない!これは「やばい…!」と心底思っていました(笑)。それからは、その不安を払拭しようと、ISARIBI with に伴走してくださっている 一般社団法人いとのこ とたくさん打合せを重ねました。
そんな不安な日々を過ごす中、学生たちが日に日に変わっていくことを強く感じていました。学生が、函館と向き合い、仲間と一緒に活動することを通じて、ますます芯が通った、函館の未来を自分ごととして考える素敵な青年たちに変わっていきました。これは、ISARIBI with にしっかりと伴走し、陰で支えた (一社)いとのこ の皆さんのおかげです。
そして、本報告会の企画・運営には、株式会社たがやす にもサポートして頂きました。㈱たがやす の鈴木耕平さん、出村沙代さん、栗原縁さんは、北海道大学水産学部のご出身で函館に縁があり、ISARIBI with の活動にとても共感してくださり、報告会以外にも、ISARIBI with の活動等にたくさんのサポートをしてくださりました。
ISARIBI with の団体立ち上げ、本報告会の準備期間、そして当日ととても大変な1年でしたが、いま振り返ると、仕事を通じてたくさんの仲間ができ、この仕事に取り組んで良かったと心から思っています。
そして、ISARIBI with の活動は、函館で事業をなさっている方々など、多くの皆さんのおかげで、ようやく形になったと思っています。今回の ISARIBI with の活動を通じて感じたのは、「学生たちが地域で何かを成し遂げよう」「地域を変えよう」とすると時に、学生の力だけでなく、地域の様々な世代や業種の方々のサポートがなくてはならないということです。
いま、ISARIBI with は、学生たち自らで運営していくため、運営体制を整え、もっともっと函館を良いまちにするべく、来年度のための準備を行っています。今後どんな活動をしてくれるのか、いまから本当に楽しみです。どうぞ皆さんも、陰ながらではなく、全面的に!応援していただけると嬉しく思います。
共創センターは、これからも、函館に関わりのある市民(近隣市町村や函館に住んだことがある等々)・学生・研究者・教育機関・企業・行政の皆様とともに、地域を繋ぐ「ハブ」となる機関として、産学官金が協働し、地域産業の発展、イノベーション創出、それらを支える人材の育成を目指して活動していきます。
「函館をもっと良いまちにする」ために、函館の未来と地域づくりを、これからも一緒に考えていきませんか。
この度は、本当にありがとうございました。
地域水産業共創センター 渡辺 望未
撮影:地域水産業共創センター
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