青森サーモン養殖場 函館の大学生視察研修

 当センターでは、世界的に優勢になりつつある養殖業の先進地に学び、北海道大学水産学部を中心とする函館地域に水産養殖業に関する研究開発・教育拠点を構築するための土台作りの一環として、国内外からトップレベル人材の招へいを実施しています。

 5月31日(金)~6月1日(土)、「令和6年度CREEN人材育成プログラム 青森県サーモン養殖場視察研修」として、日本サーモンファーム株式会社(JSF) 代表取締役社長 鈴木 宏介 氏を講師に、青森県にあるJSF養殖場の1泊2日視察研修を施行致しました。

撮影:地域水産業共創センター

JSFは、2017年に設立され青森県産サーモントラウト(ニジマス)養殖を担う新興企業としてスタートし、ふ化から成魚まで一貫養殖体制を整備することで、2022年は約1,600トンと国内最大級のサーモントラウト海面養殖生産量を達成しています。先端技術を導入した養殖場を視察できる大変貴重な機会ということで、多くの学生からお申し込みを頂きました。

撮影:地域水産業共創センター

40名以上の応募から選考で選ばれた20名の学生は、翌朝5時にJSF今別養殖場へ向かいました。早朝の視察研修でしたが、学生全員真剣に取り組んでいました。研修後は、「感動しました」「フィッシュポンプを使った水揚げの様子や、システム化された効率的な生産管理体制に驚いた」「JSF社員の方々へ直接質問でき、実習や研究だけでは知らなかった貴重なお話をたくさん聞かせて頂いた」という感想がありました。

今後もこのような潜在的な希望を取り込み、CREEN人材育成プログラムの構築を推進したいと思います。

ニュース一覧に戻る