平成18年6月24日(土)
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          平成18年8月5日(土)

潟Gスイーシー本社ビル7階会議室
 私たちの体の70%近くは水で,その成分は海水の成分とよく似ています。このことから,私たち生き物はもともと海から生まれたと言われています。この生命の母とも言える海に,いま変化が起きています。過去数世紀にわたる人間の活動が原因ではないかと疑われています。海の環境の変化は,そこに棲む生き物にも影響をあたえます。私たち日本人は世界有数の魚食民族と言われており,有史以来,海の恵みを受けて来ました。このため,海の環境の変化は,私たちの食卓に直接影響をあたえる,身近な問題でもあります。21世紀に生きる私たちにとり,海とそこに棲む生き物,とくに食資源としての魚介類や藻類に環境の変化がどのような影響をあたえるのか,きちんと知っておくことが大切ではないでしょうか。
 今年の水産学部公開講座では,いま海に何が起こっているのか,赤潮やクラゲの大発生からクジラの問題まで,さまざまな生き物と海の環境の係わりについて第一線の研究者の人たちに講義と解説をして頂きます。この講座をとおして,海の環境を守り水産資源を持続的に利用して行く方法について,市民の皆さんと共に議論を深め,最善の問題解決方法を探ることができれば幸いです。
北海道大学水産学部       
公開講座委員会委員長 阿部周一


開講日及び講義内容
日  程 講 義 題 目 講  師
第1回 6月24日(土) 地球温暖化と気候変化                     −僅かな水温変化が海洋生物資源を変える−
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北海道大学大学院水産科学研究院
資源生物学分野
さくらい やすのり
教 授 桜井 泰憲
第2回 7月1日(土) 微小生物の反乱                         −赤潮と貝毒の実態−
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北海道大学大学院水産科学研究院
海洋環境科学分野
もんたに しげる
教 授 門谷
第3回 7月 8日(土) 流氷の海,オホーツク海のホタテガイ漁業
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北海道大学大学院水産科学研究院
海洋生物学分野
ごしま せいじ
教 授 五嶋 聖治
第4回 7月15日(土) シロナガスクジラは回復できるのか?
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東京海洋大学海洋科学部
海洋環境学科 海洋生物学講座
かとう ひでひろ
教 授 加藤 秀弘
第5回 7月22日(土) ペンギンはいかにして長く潜るのか?
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北海道大学大学院水産科学研究院
資源生物学分野
わたぬき ゆたか
助教授 綿貫
第6回 7月29日(土) 水産実験所の四季を彩る生き物たち             −磯魚からエチゼンクラゲまで−
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北海道大学
北方生物圏フィールド科学センター
むねはら ひろゆき
助教授 宗原 弘幸
第7回 8月5日(土) コンブの繁殖とそれを育む海
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北海道大学大学院水産科学研究院
育種生物学分野
みずた ひろゆき
助教授 水田 浩之