【東日本大震災への本学の対応について】

2009 北海道大学水産学部 公開講座

【今年度は全講義終了しました。ありがとうございました。】
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開講の目的

  日本は悠久の昔から水産物をこよなく愛してきました。道南にも縄文時代に水産物を採取していた歴史が遺跡として残っており,私たちが住んでいる街は数千年以上にわたって水産物に恵まれた豊かな地域であることを再認識させてくれます。
  北海道大学水産学部は函館を母港として,世界に類をみないほど発展した日本の水産業・水産研究を一世紀以上にわたってリードしてきました。特に今年は,欧米五カ国との修好通商条約の締結により,日本の要港(函館・新潟・横浜・神戸・長崎)で自由貿易が開始されて150周年の節目の年となります。
  21世紀の社会的な関心事は「健康」や「環境」であり,水産を取り巻く状況も大きな転換期を迎えています。水産物に関心の低かった世界の国々が,健康的な食料である水産物に対して目を向け始めています。日本で培われた漁業,水産増養殖,水産物利用・加工の在り方は,日本国内の食糧供給や環境保護という意味を持つだけでなく,世界全体に対する貢献も期待されるようになってきています。水産とともに歩む日本の姿が,世界で広く認知されている証といえます。本年度の北海道大学水産学部公開講座は,函館開港150周年の節目に「世界に広がる日本の水産」と題して,日本の水産研究や技術開発の基礎を築いてきた北海道大学水産学部の理念,そこで活躍してきた人々の志,そして生み出されてきた数々の研究成果を,今一度,広く市民の皆様に知ってもらいたいと思い開講いたします。
  具体的には,「世界の水産を牽引してきた日本の水産学の歴史」,「水産物を生み出す海の化学,特に北洋の豊かな海の特徴」,「日本の水産物物流の現状」,そして「魚介藻類の生産技術」について,経験豊かな講師が平易に解説します。今年度の公開講座を通して,日本の水産が世界で認められてきた道のり,そしてこれから進むべき方向性について,市民の皆さんと共に議論を深めていきたいと思います。
北海道大学水産学部 公開講座委員長 澤辺智雄

講義内容

----------  世界に広がる日本の水産  ----------
日程 講義題目 講師
第1回 10/10(土) 水産科学の歴史と未来 ~札幌農学校における水産学
事始めから北海道大学の持続可能性水産科学へ向けて~
北海道大学大学院水産科学研究院
育種生物学分野
教授
 荒井 克俊
第2回 10/17(土) おいしい魚をふやしたい
マツカワ,ウナギ,チョウザメ
北海道大学大学院水産科学研究院
増殖生物学分野
教授
 足立 伸次
第3回 10/24(土) 日本の水産物のグローバル化
過去,現在,未来
鹿児島大学水産学部
食品・資源利用学分野
教授
 木村 郁夫
第4回 11/7(土) 化学の眼で見る肥沃な海 北海道大学大学院水産科学研究院
海洋環境科学分野
教授
 久万 健志
第5回 11/14(土) 世界がほしがる日本のホタテとナマコ 北海道大学大学院水産科学研究院
海洋生物学分野
教授
 五嶋 聖治
第6回 11/21(土) THINK ALGAE, SAVE THE EARTH
海藻バイオマス資源と地球環境を考える
北海道大学大学院水産科学研究院
育種生物学分野
教授
 嵯峨 直恆


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